「新・基本英文700選」 138*

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優れた書物であるかどうかは、一度しか読みたくないか、繰り返し読みたいと思うかで分かる。
The test of a great book is whether we want to read it only once or more than once.

■基本英文700選<改訂版>
■基本英文700選
和文と英文変更なし

■その他の書籍
英文標準問題精講 93ページ
良書か否かを決定する尺度は、一度だけしか読みたいと思わないか、それとも、さらに、繰り返し読みたくなるのかどうかということである。
※英文は変更なし、この後にも英文が続く

■Comment
なし

■類似文
*516. すぐれた書物はどんなに注意深く読むにしても、一度読むだけでは充分ではない。
It is not enough to read great books once only, however carefully.

595. 毎日多くの書物が出版されるが、それがみな良書とはかぎらない。
A large number of books are published every day, but not all of them are good books.

131. 成功するかどうかは、君自身の努力次第である。
Whether you will succeed or not depends upon your own efforts.

505. 成否にかかわらず、私はできるだけのことをやってみます。
I will try my best, whether I am successful or not.

*506. 野菜でも肉類でも、よく噛んで食べることがとても大切である。
It is very important to chew your food, whether vegetable or meat, before you swallow it down.

【コメント】
出典は、Lafcadio Hearn(小泉八雲)の「On Reading」から。
「英文標準問題精講」でも採り上げられた、いわゆる「名文」と呼ばれるものではあるが、1917年の文章である。
英文は間違いないのだろうが、初版時で既に50年、今では100年以上前の文章なのでやはり古いと言われても、仕方がない。
類似文として、内容が近いと思われる516と595、"whether"を使った英文131、505と506を挙げてみた。
※ちなみに、516と506は*なので注意

「英文標準問題精講」の和文は、原仙作のものではなく、
弟子であった中原道喜が訳したものなので注意。
原仙作和文は以下。
読みたいのが一度だけのか、それとも、さらに、繰り返して読みたくなるかということが、良書か否かを決定する。

※文中敬称略

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